日本歴史地名大系 「宮中村」の解説
宮中村
きゆうちゆうむら
鹿島台地に位置し、村名は当地に鹿島神宮が鎮座することによる(新編常陸国誌)。「吾妻鏡」の治承五年(一一八一)三月一二日条に「於宮中為不令現狼藉、以鹿島三郎政幹、被定補当社惣追捕使」とあり、源頼朝は神宮へ常陸国
鹿島神宮社家の所領が多く、永享七年(一四三五)八月の大禰宜中臣憲親等連署起請文案(鹿島神宮文書)に「於宮本郷御手洗河下者、依為 当社荒籬之内、鎮座以来諸公事一切無之者也、其上神官之屋敷・名田等多之」とあるように
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報