宮坂栄一(読み)ミヤサカ エイイチ

20世紀日本人名事典 「宮坂栄一」の解説

宮坂 栄一
ミヤサカ エイイチ

大正・昭和期の編集者 「信州白樺」編集発行人。



生年
明治35(1902)年

没年
昭和61(1986)年2月5日

出身地
長野県更埴

学歴〔年〕
専修大学卒

経歴
東京・神田フランス書院を経営。大正時代人道主義をかかげ教育界に影響を与えた雑誌「白樺」の最後の編集(156号以降)を長野県出身の有賀喜左衛門岡正雄、池上謙三らと引き受けたが、関東大震災で廃刊。以後、職を転々とし、昭和45年に、その流れをくむ季刊教育誌「信州白樺」を名古屋創刊。人間性重視の教育を訴え続けた。没後平成2年終刊。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮坂栄一」の解説

宮坂栄一 みやさか-えいいち

1902-1986 大正-昭和時代の編集者。
明治35年3月25日生まれ。生地の長野県稲荷山町(更埴(こうしょく)市)の小学校で,白樺派笠井三郎にまなび,その影響をうける。上京し仏蘭西(フランス)書院の運営に参加,大正12年「白樺」の編集発行をひきつぐ。のち小学校代用教員などをつとめ,昭和45年「信州白樺」を発刊した。昭和61年1月12日死去。83歳。長野師範(現信州大)中退

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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