宮永八百治(読み)みやなが やおじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮永八百治」の解説

宮永八百治 みやなが-やおじ

1837-1895 明治時代の治水家。
天保(てんぽう)8年生まれ。日向(ひゅうが)(宮崎県)の人。諸県郡(もろかたぐん)本庄村(国富町)を流れる本庄川の支流綾北川からの用水路掘削を計画,井上亀太郎らとともに私財を投じて明治14年着工。資金面での数度の苦難をのりこえて,17年本庄用水路を完成させた。水路は延長10km,灌漑(かんがい)面積は約280ha。明治28年6月26日死去。59歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android