宮沢洋一（読み）みやざわ よういち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

宮沢洋一 みやざわ-よういち

1950－　昭和後期-平成時代の官僚,政治家。
昭和25年4月21日生まれ。昭和49年大蔵省に入省し,大蔵省大臣官房企画官,内閣総理大臣首席秘書官などを歴任。平成5年大蔵省を退官し,6年伯父・宮沢喜一の政策秘書。12年宮沢喜一の広島県第7選挙区の地盤を継ぎ衆議院議員初当選(当選3回,自民党)。21年総選挙で落選。22年参議院議員(当選1回)として国政に復帰。26年政治資金規制法違反疑惑で辞任した小渕優子のあと,第2次安倍改造内閣の経済産業相,産業競争力担当・原子力経済被害担当,内閣府特命担当相(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)として初入閣,第3次安倍内閣でも留任。東京都出身。東大卒。

出典　講談社

知恵蔵mini

宮沢洋一

日本の政治家。1950年4月21日生まれ。伯父は宮沢喜一元首相、父は法務大臣などを歴任した故宮沢弘参議院議員。74年、東京大学法学部を卒業し大蔵省(現財務省)に入省。76年には米国ハーバード大学で行政学修士を取得した。大蔵省大臣官房企画官(89年)、内閣総理大臣首席秘書官(92年)を務め、93年、大蔵省を退官する。94年には宮沢喜一元首相の政策秘書となり、2000年、第42回衆議院議員総選挙で初当選。自由民主党の政務調査会副会長・国土交通部会長・行政改革推進本部事務局長などを歴任し、08年、内閣府副大臣(経済・財政政策、地方分権改革等担当)に就任。09年の第45回衆議院議員総選挙で落選するが、10年、第22回参議院議員選挙で当選し国政復帰した。その後、内閣委員会筆頭理事・自民党政務調査会副会長・参議院自民党改革本部幹事などの要職に就く。14年10月21日、小渕優子の引責辞任に伴い、後任として経済産業相に就任した。

(2014-10-22)

出典　朝日新聞出版