家桜(読み)イエザクラ

デジタル大辞泉 「家桜」の意味・読み・例文・類語

いえ‐ざくら〔いへ‐〕【家桜】

人家の庭に植えてある桜。 春》「花はよも毛虫にならじ―/嵐雪

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精選版 日本国語大辞典 「家桜」の意味・読み・例文・類語

いえ‐ざくらいへ‥【家桜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人家の庭などに植えてある桜。里桜。⇔山桜。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「垣ごしに見るあだ人のいへざくら花ちるばかり行きてをらばや〈円融院〉」(出典:新古今和歌集(1205)雑上・一四五一)
  3. ( 人家の庭に咲く、主人のある桜という意から ) 女房
    1. [初出の実例]「にぎやかに白歯をそめて家ざくら」(出典:俳諧・若みどり(1691))

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「家桜」の解説

家桜
(通称)
いえざくら

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
助六廓家桜
初演
寛延2.3(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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