家賃保証会社(読み)ヤチンホショウガイシャ

デジタル大辞泉 「家賃保証会社」の意味・読み・例文・類語

やちんほしょう‐がいしゃ〔‐グワイシヤ〕【家賃保証会社】

賃貸住宅契約時に借主から一定の保証料を受け取り連帯保証人となることを主な業務とし、借主が家賃滞納した場合は一時的に立て替えるなど、借主の信用を補完する役割を担う会社。
[補説]連帯保証人を用意できる借り主に対して、貸し主や不動産仲介業者が家賃保証会社との契約を求めたり、家賃保証会社が違法な家賃の取り立てや、家賃滞納者の追い出しなどの行為を行ったりするといった問題が起きていることから、登録制・業務規制の導入が検討されている。

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共同通信ニュース用語解説 「家賃保証会社」の解説

家賃保証会社

賃貸物件で滞納があった家賃を家主側へ立て替え払いし、後で借り主に請求するなど入居者の連帯保証人に近い役割を果たす。利用するかどうかは家主など不動産会社側が決め、借り主は賃貸借契約の際に保証会社とも契約する。借り主が入居時に保証委託料を支払うのが一般的で、多くの場合はその後も1年ごとに定期的な支払いを求められる。業務の適正化を図るため、国土交通省は2017年に登録制度を創設し、今年11月16日時点で90社が登録している。任意のため未登録でも運営はできる。

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