宿習(読み)シュクシュウ

精選版 日本国語大辞典 「宿習」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐しゅう‥シフ【宿習・夙習】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅくじゅう」とも ) 仏語。
  2. 前世での習慣。前世での善悪の習慣の名残り余習。〔法華義疏(7C前)〕
    1. [初出の実例]「何(いか)なる先世の宿習(シュクシュウ)によりてか」(出典太平記(14C後)四)
    2. [その他の文献]〔劉禹錫‐送宗密上人帰南山草堂寺詩〕
  3. 前世からの風習。ならわし。
  4. あらかじめ学習すること。
    1. [初出の実例]「喜而読之、宛如宿習」(出典:空華日用工夫略集‐元弘二年(1332))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android