ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寂済」の意味・わかりやすい解説
寂済
じゃくさい
[没]応永31(1424).2.2. 京都
室町時代の画家。京都,清涼寺本『融通念仏縁起絵巻』2巻の作者の一人。おそらく永徳3 (1383) 年頃宮廷の絵所預 (えどころあずかり) に任じられ,その後応永 21 (1414) 年以前に出家して寂済と号した。俗名は不明だが同時代に名のみえる宮廷絵師藤原光益と同一人とする説がある。六角絵所の主宰者であったため通称六角寂済。
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