デジタル大辞泉 「寄す」の意味・読み・例文・類語 よ・す【寄す】 [動サ四]近づける。近よらせる。「庭に立つ麻手小衾こぶすま今夜こよひだに妻―・しこせね麻手小衾」〈万・三四五四〉[動サ下二]「よせる」の文語形。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「寄す」の意味・読み・例文・類語 よ・す【寄】 [ 1 ] 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① 近づける。近よせる。[初出の実例]「片淵に 網張り渡し 目ろよしに 予嗣(ヨシ)寄り来ね 石川片淵」(出典:日本書紀(720)神代下・歌謡)② ある事柄をある人に任せる。→寄さす。[ 2 ] 〘 自動詞 他サ下二 〙 ⇒よせる(寄) え・す【寄】 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙 「よす(寄)」の上代東国方言。特に駿河、遠江、信濃など現在の中部地方に当たる地域で特徴的であったとされるなまり。→うちえする 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例