デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富士名義綱」の解説 富士名義綱 ふじな-よしつな ?-? 鎌倉-南北朝時代の武士。塩冶(えんや)(佐々木)氏の一族。元徳4=元弘(げんこう)2年(1332)隠岐(おき)に流された後醍醐(ごだいご)天皇を警固。天皇に隠岐脱出をすすめ,一族に結束をよびかけた。天皇が伯耆(ほうき)(鳥取県)船上(せんじょう)山にうつると,塩冶高貞とともに天皇の軍にくわわった。通称は三郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「富士名義綱」の解説 富士名義綱 生年:生没年不詳 鎌倉時代後期の武士。佐々木一門で出雲国(島根県)意宇郡富士名の出身とされる。『太平記』によれば,正慶2/元弘3(1333)年閏2月隠岐で拘禁中の後醍醐天皇に脱出を勧め,さらに同族の塩冶(佐々木)高貞に援助を打診し,同天皇が伯耆(鳥取県)へ移ると,高貞と共にそのもとに参じたという。 (森茂暁) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by