寒熱（読み）カンネツ

デジタル大辞泉

かん‐ねつ【寒熱】

１ 寒さと暑さ。寒暑。「寒熱の差が大きい」
２ からだが病的に冷えている状態と熱している状態。悪寒おかんと発熱。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

かん‐ねつ【寒熱】

1. 〘 名詞 〙
2. ① さむさとあつさ。時候の変化。
   1. [初出の実例]「寒熱の物をいたませぬやね也」(出典：名語記（1275）五)
   2. 「ただ寒熱をしのぐがたのしみなり」(出典：浮世草子・好色破邪顕正（1687）下)
   3. [その他の文献]〔礼記‐月令〕
3. ② ( ━する ) （病気などによる）悪寒(おかん)や発熱の気味であること。また、その悪寒や熱。
   1. [初出の実例]「それやまひといふものは、かんねつふたつよりおこりて、五たいをくるしむるなり」(出典：御伽草子・猿源氏草紙（室町末）)
   2. [その他の文献]〔史記‐倉公伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【寒熱】かんねつ

冷暖。

字通「寒」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」