寡妻(読み)カサイ

デジタル大辞泉 「寡妻」の意味・読み・例文・類語

か‐さい〔クワ‐〕【寡妻】

自分の妻を謙遜していう語。荊妻けいさい愚妻
夫と死に別れた妻。寡婦

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寡妻」の意味・読み・例文・類語

か‐さい クヮ‥【寡妻】

〘名〙
① (寡徳の人の妻という意味から) 自分の妻のことを謙遜していうことば。愚妻。荊妻(けいさい)
※灞山詩集(1765)「賈客回頭歌倚棹、寡妻側耳泣沾裾」
② (その数が一人で寡(すくな)いという意から) 妾に対して、正夫人正妻をいう。嫡妻。〔詩経大雅・思斉〕
③ 夫と死別した婦人。寡婦。やもめ
令義解(718)戸「無夫者。為寡妻妾」 〔漢書‐田広明伝〕

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普及版 字通 「寡妻」の読み・字形・画数・意味

【寡妻】か(くわ)さい

夫人。〔詩、大雅、思斉〕寡妻に刑し、兄弟に至り 以て家(をさ)む

字通「寡」の項目を見る

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