対敵(読み)タイテキ

デジタル大辞泉 「対敵」の意味・読み・例文・類語

たい‐てき【対敵】

[名](スル)
敵にむかうこと。敵として相対すること。敵対。「対敵する構えを見せる」
敵とする相手
「―の党より弁駁べんばくせられ」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「対敵」の意味・読み・例文・類語

たい‐てき【対敵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 敵にむかうこと。敵軍と相対すること。敵対。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「昨日号外発行後に於て更に接手したる特電は、彼が我に向ひて対敵行動を始めたる模様を想像するに足るものありしが」(出典:東京朝日新聞‐明治三七年(1904)二月一〇日)
    2. [その他の文献]〔魏志‐王基伝〕
  3. あいて。対手敵手
    1. [初出の実例]「その後加蘭(カーラン)状師の職を始めしが、なほ対敵の党より弁駁せられ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「対敵」の読み・字形・画数・意味

【対敵】たいてき

敵手。

字通「対」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android