敵手(読み)テキシュ

デジタル大辞泉 「敵手」の意味・読み・例文・類語

てき‐しゅ【敵手】

敵の手。敵の支配下。「敵手に倒れる」「敵手に落ちる」
同等の力をもった競争相手。「好敵手
[類語]相手かたきライバル好敵手仇敵難敵宿敵敵方怨敵大敵強敵天敵外敵政敵論敵・競争相手・対戦相手・碁敵ごがたき商売敵獅子身中の虫

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精選版 日本国語大辞典 「敵手」の意味・読み・例文・類語

てき‐しゅ【敵手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 敵の手。敵の支配下。
    1. [初出の実例]「阿人は決して旧誼を忘れ斯国を敵手に委せざるを信ずるなり」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
  3. 自分と対等の競争をすることのできる相手。好敵手。
    1. [初出の実例]「著碁一家敵手相逢なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)春秋)
    2. 「敵手を打倒するための先天的な才能と、それから不屈の戦闘力とを」(出典:雲のゆき来(1965)〈中村真一郎〉一五)
    3. [その他の文献]〔杜荀鶴‐観碁詩〕

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普及版 字通 「敵手」の読み・字形・画数・意味

【敵手】てきしゆ

同じ力量対手。唐・杜鶴〔棋を観る〕詩 勢ひを得てはしてきをみ きに乘じては劫(ごふ)を打ちて(か)つ 時に手にり 局に當りて深に到る

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デジタル大辞泉プラス 「敵手」の解説

敵手

英国の作家ディック・フランシスのミステリー(1995)。原題《Come to Grief》。競馬界を舞台にしたシリーズの第34作。アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)長編賞受賞(1996)。

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