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対消滅 ついしょうめつpair annihilation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

対消滅
ついしょうめつ
pair annihilation

素粒子とその反粒子の対が合体して消滅し,他の素粒子とエネルギーに転化する過程。電子と陽電子の対は消滅して光子になり (電子対消滅) ,陽子と反陽子の対消滅では多数の中間子が発生する。コライディングビームによる電子対消滅実験では ρ0 ,ω ,φ ,ψ などの中間子が出現する。

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大辞林 第三版の解説

ついしょうめつ【対消滅】

〘物〙 素粒子の反応で、ある素粒子とその反粒子の組が相互作用して消滅し別種の粒子が生成される現象。例えば電子・陽電子対が消滅して光子やミュー( μ )粒子とその反粒子などになる。

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世界大百科事典内の対消滅の言及

【質量】より

…このような差が測定にかかるほど(相対的に)大きいのは原子核の反応の場合である。また,電子と陽電子など,粒子と反粒子が同時に消滅する対消滅では2m0c2以上のエネルギーがγ線として放出されるが,これも静止エネルギーの存在を示す証拠といえる。しかし,一般的に質量をエネルギーに転換する方法があるわけではないので,安易に質量とエネルギーは同じものだと考えることは誤りである。…

※「対消滅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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