封蝋(読み)フウロウ

デジタル大辞泉 「封蝋」の意味・読み・例文・類語

ふう‐ろう〔‐ラフ〕【封×蝋】

松脂まつやにシェラック蜜蝋などを混合した蝋状の物質。瓶の栓や手紙の封じ目などの密封に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「封蝋」の意味・読み・例文・類語

ふう‐ろう‥ラフ【封蝋】

  1. 〘 名詞 〙 びんの栓を密封したり、物の封じ目に用いたりする蝋状の物質。松やに、シェラック、アスファルト、蜜蝋などを混合して、顔料で着色したもの。
    1. [初出の実例]「硝子、封蝋、琥珀、鳥羽〈略〉等は皆多量の電気を含有す」(出典:具氏博物学(1876‐77)〈須川賢久訳〉一)

ふうじ‐ろう‥ラフ【封蝋】

  1. 〘 名詞 〙 手紙や包物または瓶詰などの封じ目に溶かしてつける蝋。ふうろう

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百科事典マイペディア 「封蝋」の意味・わかりやすい解説

封蝋【ふうろう】

松脂(まつやに)にシェラックテレビン油マグネシアなどを混合し,顔料を加えて練ったもの。びんの栓の密閉封緘(ふうかん)などに用いる。

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