蜜蝋(読み)ミツロウ

デジタル大辞泉 「蜜蝋」の意味・読み・例文・類語

みつ‐ろう〔‐ラフ〕【蜜×蝋】

ミツバチの巣を構成する蝋。働きバチ腹部の腺から分泌されたもので、主成分パルミチン酸ミリシル。巣を加熱圧搾したり、湯で煮溶かしたりして採取する。精製したものは白色。つや出し剤・化粧品などに利用

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精選版 日本国語大辞典 「蜜蝋」の意味・読み・例文・類語

みつ‐ろう‥ラフ【蜜蝋】

  1. 〘 名詞 〙 ミツバチの巣を構成している蝋。淡黄色だが、精製されたものは白い。働きバチが蜂蜜花粉を消化して分泌するもの。化粧品、蝋燭クレヨンなどに用いられる。〔羅葡日辞書(1595)〕 〔華陽国志‐巴志〕

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百科事典マイペディア 「蜜蝋」の意味・わかりやすい解説

蜜蝋【みつろう】

ミツバチの巣の主成分をなす蝋。働きバチの腹部から分泌され巣板を形成する。巣板から加熱圧搾法,煮取法,抽出法で採取。新しい蜜蝋は黄色,ふつうは褐色,精製品は淡黄〜白色。主成分はパルミチン酸ミリシルなどのエステル。融点61〜65℃。つや出し,化粧品,医薬(軟膏など),防水剤ろうそくチョーク,クレヨンの製造などに使用。
→関連項目鋳金養蜂

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