ギリシア北部の一地域。古代にはテムプ谷とパガサイ(パガシティコス)湾との間のテッサリア東部をさした。これはほぼ現在のマグネシア県とラリサ県に相当する。マグネシア県は面積2636平方キロメートル、人口21万0400(2003推計)。なおアナトリア(小アジア)には同名の古代ギリシア都市が二つ存在する。イオニア海沿岸内陸部、メンデレス川支流に位置するマグネシア・アド・ミーアンドルムMagnesia ad Maeandrumと、古代リディア王国の都市のマグネシア・アド・シピルムMagnesia ad Sipylumで、後者は現在のトルコのマニサ。
[真下とも子]
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出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…化学式MgO。マグネシアmagnesia,苦土ともいう。金属マグネシウム,炭酸マグネシウム,硝酸マグネシウムなどを熱すると得られる。…
…したがって,耐火煉瓦工業は,粉粒体の耐火原料を使って一定の形状をもつ煉瓦を造りあげる造形技術で,その基本は原料のもつ必要特性を煉瓦組織として完成させることにある。耐火煉瓦の原料の多くは天然原料で,これには,(1)ケイ石,蠟石,耐火粘土,ケイ線石(シリマナイト),クロム鉄鉱,ジルコン,黒鉛などを採鉱,選別,粉砕し,焼成せずに直接使用するものと,(2)耐火粘土,ボーキサイト,マグネサイト鉱,ドロマイト鉱などのように,あらかじめ焼成し,収縮を除去して,それぞれシャモット,焼ボーキサイト,マグネシアクリンカー,ドロマイトクリンカーとして使用する加工原料とがある。一方,高純度,高性能の原料として,最近,人工合成原料の重要性が増してきている。…
※「マグネシア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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