射場始(読み)いばはじめ

精選版 日本国語大辞典 「射場始」の意味・読み・例文・類語

いば‐はじめ【射場始】

  1. 〘 名詞 〙 中古、一〇月五日に、宮中弓場殿(ゆばどの)で行なわれた弓術始めの儀式天皇がお出ましになって、公卿以下殿上人の賭弓(のりゆみ)御覧になるもの。弓場始め。《 季語・冬 》〔江家次第(1111頃)〕

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関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「射場始」の意味・わかりやすい解説

射場始
いばはじめ

平安時代,毎年 10月5日に宮中の射場殿 (いばどの) で行われた弓術始の儀式。昌泰1 (898) 年に始る。この儀ののち,翌年正月,射礼 (じゃらい) ,賭弓 (のりゆみ) などを行うため,射場を開きはじめる意味でこの名がある。

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