デジタル大辞泉
「小分」の意味・読み・例文・類語
しょう‐ぶん〔セウ‐〕【小分/少分】
1 小さく分けること。また、少しの部分。少しの量。一部分。
「仏は御弟子その数多かり。我に―を分け給ふべし」〈今昔・一・一〇〉
2 身分の低いこと。また、その人。
「―なる人と見ますれば、結句たしなみ、心安す振りせず」〈難波鉦・三〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょう‐ぶんセウ‥【小分・少分】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 小さくわけること。こわけ。
- ② 少部分。一部分。少量。少数。わずかであること。また、小さいこと。
- [初出の実例]「養性之方、久存之術、厥途極多、不能具述、聊撮大綱、示其少分」(出典:三教指帰(797頃)中)
- 「古い也寺は小分なれど下馬」(出典:雑俳・神酒の口(1775))
- ③ 身分が卑しくて、取るに足りない分際であること。また、その人。
- [初出の実例]「少分なる商人共さへ遠慮して、下女を法順にとられける」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品四八)
こ‐わけ【小分】
- 〘 名詞 〙 小さく分けること。一度区分したものを更に細かく区分すること。また、その区分したもの。小区分。細目。
- [初出の実例]「大食はこはけありてあまたある故に大食の諸国と云ふ」(出典:塵袋(1264‐88頃)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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