日本歴史地名大系 「小国町村」の解説 小国町村おぐにまちむら 山形県:西置賜郡小国町小国町村[現在地名]小国町小国町・栄町(さかえまち)・緑町(みどりちよう)蛇行する横(よこ)川を挟んで、小国小坂町(おぐにこさかまち)村の東に位置する。同村とともに小国地方の商業・物資流通の中核をなした。越後街道の宿駅で、同街道沿いに街村を形成する中心集落は、慶長三年(一五九八)小国城代松本助義によって開かれたといい、対岸の小坂町に対して当初は小国向町(正保二年「清帳」市立米沢図書館蔵)、のちには粡町と通称された。近世初期の邑鑑では高・戸数など小国小坂町村分を含み、小国町として六二二石余、免三ツ八分、家数一一二(うち役家一七、肝煎・小走六)、人数六二〇、役用植物として桑をあげる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by