小室藩陣屋跡(読み)こむろはんじんやあと

日本歴史地名大系 「小室藩陣屋跡」の解説

小室藩陣屋跡
こむろはんじんやあと

[現在地名]浅井町小室 陣屋

小堀政一(遠州)の子初代小室藩主正之が慶安元年(一六四八)に建てた陣屋跡。「東浅井郡志」に載る元禄期(一六八八―一七〇四)頃のものと推定される絵図や、年未詳の江州小室御屋敷指図写(佐治家蔵)によれば、蔵所・馬場のほかに「転合庵」「養保庵」などの茶室があり、東には作事所があった。家臣の屋敷は南から西に並んでおり、南西の大きな敷地内には歴代藩主の隠居所があったようで、「東浅井郡志」の絵図には「御隠居小堀大膳」(正之)とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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