デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小川文斎」の解説 小川文斎(初代) おがわ-ぶんさい 1809-1885 江戸後期-明治時代の陶工。文化6年生まれ。天保(てんぽう)10年(1839)大坂天満(てんま)に窯をひらく。一条家にみとめられ,弘化(こうか)4年山城(京都府)相楽郡(そうらくぐん)鹿背山(かせやま)に築窯して陶法を指導した。明治3年紀伊(きい)有田郡(和歌山県)男山に築窯。11年京都にもどり,五条坂で子の鉄之助(2代文斎)とともに製作した。銘は「玉樹園文斎」。明治18年死去。77歳。加賀(石川県)出身。名は久左衛門。通称は文助。 小川文斎(2代) おがわ-ぶんさい ?-1887 幕末-明治時代の陶工。父の初代文斎を手助けし,明治11年から京都五条坂で京焼,伊万里風染め付けを製作した。明治20年死去。名は鉄之助。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例