小平義近(読み)コダイラ ヨシチカ

20世紀日本人名事典 「小平義近」の解説

小平 義近
コダイラ ヨシチカ

明治期の造園



生年
弘化2年(1845年)

没年
大正1(1912)年8月

経歴
もと幕臣で壮年時代に横浜でオランダ人に洋式砲術を習う。のち徳川家の庭苑係であった父・才兵衛にその業を学ぶ。明治3年宮内省入省、以後40年余に渡り内苑寮技師として勤務し、“宮内省の生き字引”と称せられる。日本式庭園の技術に長じ、当時日本における最も勝れた庭園家として知られ、吹上御所芝離宮浜離宮などの造園を手掛けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小平義近」の解説

小平義近 こだいら-よしちか

1845-1912 明治時代の造園家。
弘化(こうか)2年生まれ。徳川家の庭苑係であった父才兵衛にまなぶ。明治3年宮内省にはいり,以後40年余にわたり内苑寮に勤務し,技師に任じられる。吹上御苑,芝離宮,浜離宮などの造園を手がけた。大正元年8月死去。68歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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