… 海ではカキの養殖が最も古い歴史をもち,紀元前にローマですでに養殖が行われており,カキ養殖場の争奪のために戦争になったこともあるという。日本のカキ養殖も300年以上の歴史があり,1673年(延宝1)小林五郎左衛門が広島湾で海中に竹ひびを建てて稚貝を付着させ,養殖を図ったのが始めと伝えられている。現在普及している貝殻を海中に垂下する採苗法は,大正末期に考案されたものであるが,そのヒントとなったのはアメリカに輸出された移殖用の親ガキの貝殻に付着していた稚貝が,親ガキは輸送中に死亡したにもかかわらず,生き残って成長したことであった。…
※「小林五郎左衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...