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小穴隆一 おあな りゅういち

美術人名辞典の解説

小穴隆一

洋画家・装幀家。長野県生。号は一遊亭。二科会に第一回展より出品、のち春陽会に移り会員となる。俳句誌『海紅』に描いた挿絵が縁で芥川龍之介と知り合い、短編集『夜来の花』以後、龍之介の著作集のほとんどの装幀を手がけた。『二つの絵-芥川龍之介の回想-』等の著がある。昭和41年(1966)歿、71才。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

小穴隆一 おあな-りゅういち

1894-1966 大正-昭和時代の洋画家,随筆家。
明治27年11月28日生まれ。太平洋画会研究所にまなぶ。二科会展に第1回以来出品。親友の芥川竜之介をモデルにした「白衣」があり,彼の著作集の装丁も手がけた。芥川との交友をつづった「二つの絵」では芥川私生児説を発表し話題となった。昭和41年4月24日死去。71歳。長野県出身。開成中学中退。俳号は一游亭。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

小穴隆一
おあなりゅういち
(1894―1966)

洋画家。長野県に生まれる。開成中学校中退。1914年(大正3)に結成された二科会に出品、のちに春陽会に移った。芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の親友で、芥川の著作集の装丁をしたり、芥川をモデルにした作品『白衣』(1922)を発表している。俳句をつくり(号、一游亭(いちゆうてい))、随筆を書き、随筆集『鯨(くじら)のお詣(まい)り』(1940)、『白いたんぽぽ』(1954)があるが、『二つの絵』(1956)にまとめられた芥川関係の発言が、一時芥川私生児説を巻き起こすなど注目された。[海老井英次]
『森本修著『新考・芥川龍之介伝』(1971・北沢図書出版)』

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