小野栄重(読み)おの よししげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野栄重」の解説

小野栄重 おの-よししげ

1763-1831 江戸時代後期の和算家。
宝暦13年生まれ。江戸で藤田貞資(さだすけ)にまなぶ。伊能忠敬(いのう-ただたか)について東海と北陸海岸測量従事。のち郷里の上野(こうずけ)(群馬県)板鼻にかえり,剣持章行(けんもち-あきゆき)らの門弟をそだてた。天保(てんぽう)2年1月26日死去。69歳。本姓は須藤通称は捨五郎,良佐(りょうすけ)。号は子巌。著作に「弧背(こはい)真術弁解」「星測量地録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小野栄重の言及

【剣持章行】より

…上野国吾妻郡の沢渡の農家の出である。上野国板鼻の小野栄重(1763‐1831)に数学を学び,後に内田五観の門人となる。数学を好み,関東各地を遊歴して数学を教えた。…

※「小野栄重」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む