日本歴史地名大系 「小馬寺」の解説 小馬寺こまでら 愛知県:東加茂郡旭町牛地村小馬寺[現在地名]旭町牛地円通山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊十一面観音。標高約八四〇メートルの駒(こま)山上にある。矢作川河岸の牛地(うしじ)集落との比高約五五〇メートル。いずれの道をとるも険阻な急坂を登らなければならない。山頂には相当規模の平坦地があり、本堂・庫裏のほか、りっぱな山門が立つ。寺伝は役小角開闢の霊場にして往古は天台宗といい、延宝年中(一六七三―八一)臨済宗に転宗。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報