尚復(読み)しょうふく

精選版 日本国語大辞典 「尚復」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふく シャウ‥【尚復】

〘名〙 (「尚」はつかさどる意) 宮廷での講書の際に講師を補佐する役。講読復唱などを行ない、聴講者理解記憶を助けた。
小右記‐寛弘二年(1005)一一月一四日「尚復文章得業生藤原章輔」

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デジタル大辞泉 「尚復」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふく〔シヤウ‐〕【尚復】

平安時代天皇東宮読書始めの式で、侍読じとうが教授したところを復習した役。また、その人。都講

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