デジタル大辞泉 「尻付け」の意味・読み・例文・類語 し‐づけ【▽尻付け】 除目じもく・叙位のとき、新任者の官位・姓名を記した下に、前官職や叙位・補任の理由などを細字で注したもの。しりづけ。尻所しどころ。 しり‐つけ【尻付け/▽後付け】 1 「しづけ(尻付け)」に同じ。2 人々のあとについていること。「何となう―して勢せいの中にあひまじり」〈平治・中〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「尻付け」の意味・読み・例文・類語 しり‐つけ【尻付・後付】 〘 名詞 〙 ( 「しりづけ」とも )① =しづけ(尻付)[初出の実例]「兵衛佐頼朝正四位下に叙す。尻付(シリツケ)には義仲を追討の賞とぞ有ける」(出典:源平盛衰記(14C前)四一)② ( ━する ) 人のあとについていくこと。[初出の実例]「兵藤内は大臆病者にて、〈略〉何となう尻付(シリツケ)して勢の中にあひまじり」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)中)③ =しりとり(尻取)②[初出の実例]「かくして殆ど口出まかせの文句を、尻付(シリヅケ)につけゆくなり」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例