尾上紋三郎(読み)オノエ モンザブロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「尾上紋三郎」の解説

尾上 紋三郎(4代目)
オノエ モンザブロウ


職業
歌舞伎俳優

本名
大橋 七郎

別名
初名=尾上 栄蔵,前名=尾上 幸之助,俳名=梅喬

屋号
大橋屋

生年月日
明治22年 7月31日

出生地
東京・日本橋浜町

経歴
2代目尾上幸蔵長男に生まれる。5代目尾上菊五郎の門人となり尾上栄蔵を名乗り、明治29年横浜・蔦座「鈴木主水」に倅・幸次郎役で初舞台。32年幸之助と改め、浅草座・新富座の子供芝居に出演し評判になる。41年4代目紋三郎を襲名、歌舞伎座「醍醐花見」に白拍子役を務め名題に昇進。のち東京・市村座の若手芝居に出て立役として人気を得た。

没年月日
大正15年 4月24日 (1926年)

家族
父=尾上 幸蔵(2代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「尾上紋三郎」の解説

尾上 紋三郎(4代目)
オノエ モンザブロウ

明治・大正期の歌舞伎俳優



生年
明治22(1889)年7月31日

没年
大正15(1926)年4月24日

出生地
東京・日本橋浜町

本名
大橋 七郎

別名
初名=尾上 栄蔵,前名=尾上 幸之助,俳名=梅喬

屋号
大橋屋

経歴
2代目尾上幸蔵の長男に生まれる。5代目尾上菊五郎の門人となり尾上栄蔵を名乗り、明治29年横浜・蔦座「鈴木主水」に倅・幸次郎役で初舞台。32年幸之助と改め、浅草座・新富座の子供芝居に出演し評判になる。41年4代目紋三郎を襲名、歌舞伎座「醍醐の花見」に白拍子役を務め名題に昇進。のち東京・市村座の若手芝居に出て立役として人気を得た。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「尾上紋三郎」の解説

尾上紋三郎(4代) おのえ-もんざぶろう

1889-1926 明治-大正時代歌舞伎役者
明治22年7月31日生まれ。2代尾上幸蔵の長男。明治29年初舞台。子供芝居に出演して評判となり,41年4代を襲名した。おもに東京市村座の若手芝居に出演し,立役(たちやく)として人気があった。大正15年4月24日死去。38歳。東京出身。本名は大橋七郎。初名は尾上栄蔵。前名は尾上幸之助。俳名は梅喬。屋号は大橋屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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