局務(読み)キョクム

デジタル大辞泉 「局務」の意味・読み・例文・類語

きょく‐む【局務】

官庁企業などの部局事務
太政官だいじょうかん中の外記げき上席の者(大外記)で、少納言局を兼ねたもの。平安時代以後、中原清原両氏の世襲となった。

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精選版 日本国語大辞典 「局務」の意味・読み・例文・類語

きょく‐む【局務】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 官公署などの部局の事務。
    1. [初出の実例]「事務局長は、人事委員会の指揮監督を受け、事務局の局務を掌理する」(出典:地方公務員法(1950)一二条)
  3. 太政官(だいじょうかん)中の外記(げき)の上席の者(大外記)で、少納言局を兼ねたもの。平安中期以後、中原、清原両氏の世襲となっていた。
    1. [初出の実例]「外記上首、此云局務」(出典職原鈔(1340)上)

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改訂新版 世界大百科事典 「局務」の意味・わかりやすい解説

局務 (きょくむ)

外記(げき)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の局務の言及

【外記】より

…平安時代には少納言局の実務は外記に移り,外記局・左弁官局・右弁官局のいわゆる太政官3局を構成するにいたり,五位の外記も出現する。外記の上首を局務(きよくむ)という。平安時代の半ば以降,大外記は清原氏・中原氏の2氏が世襲した。…

※「局務」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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