デジタル大辞泉 「屋根船」の意味・読み・例文・類語 やね‐ぶ【屋根▽船】 「やねぶね」の略。「―から刷毛先はけさきいぢりいぢり出る」〈柳多留・一四〉 やね‐ぶね【屋根船】 屋根板が葺ふいてある小船。大型の屋形船やかたぶねと区別した江戸での呼称。やねぶ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「屋根船」の意味・読み・例文・類語 やね‐ぶね【屋根船】 〘 名詞 〙 猪牙船(ちょきぶね)程度の小船に簡素な小屋形を設けた一、二挺立の船。大形の屋形船と区別した江戸での呼称で、大坂では同程度のものも屋形船または屋形茶船という。日除船。やねぶ。やね。[初出の実例]「茶舟・ひらだ・猪牙・屋根舟・屋形舟の数々」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前) やね‐ぶ【屋根船】 〘 名詞 〙 「やねぶね(屋根船)」の略。[初出の実例]「アレむかふへいくやねぶはたしかにめくだわヱ」(出典:洒落本・両国栞(1771)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例