屐歯(読み)げきし

精選版 日本国語大辞典 「屐歯」の意味・読み・例文・類語

げき‐し【屐歯】

〘名〙 (「屐」ははきものの意) 下駄の歯。
空華集(1359‐68頃)二・重陽値雨漫和中輔詩題横翠軒「江上青山雨半開、旧游屐歯已生苔」 〔晉書‐謝安伝〕

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デジタル大辞泉 「屐歯」の意味・読み・例文・類語

げき‐し【×屐歯】

下駄げたの歯。
往還を行く人の―戛然かつぜんとして金石の響をなすを」〈蘆花自然と人生

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普及版 字通 「屐歯」の読み・字形・画数・意味

【屐歯】げきし

下駄の歯。〔晋書、王述伝〕嘗(かつ)て鷄子(卵)をらひ、(はし)を以て之れを刺すも得ず。~(すなは)ち牀を下りて屐齒を以て之れを踏むも、得ず。瞋(いか)ること甚だし。(と)りて口中に(い)れ、齧破(けつは)して之れを吐く。

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