山下宇源太(読み)やました うげんた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山下宇源太」の解説

山下宇源太(初代) やました-うげんた

?-? 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
初代山下又四郎の門弟元禄(げんろく)の後半から大坂舞台若女方をつとめ,濡事(ぬれごと)を得意とした。のち岩井座の二枚目女方に昇進正徳(しょうとく)2年(1712)の死去といわれる。前名は山下宇源次。

山下宇源太(2代) やました-うげんた

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
初代山下金作の門弟。享保(きょうほう)8年(1723)若衆方初舞台をふみ,江戸中村座をへて大坂にもどる。元文2年から宝暦10年ごろまで京都,大坂を中心に若女方で評判をとり,濡事(ぬれごと)を得意とした。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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