山仮屋関所跡(読み)やまがりやせきしよあと

日本歴史地名大系 「山仮屋関所跡」の解説

山仮屋関所跡
やまがりやせきしよあと

[現在地名]北郷町北河内 山仮屋

北河内きたがわち地区の北東部、田代たしろ集落から東へ約四キロ、県道宮崎―北郷線(通称、山仮屋線)を東側へ登った所に位置する。標高は約三三八メートル、南には谷合たにあい集落がある。近世飫肥おび街道に置かれた関所で、飫肥城(現日南市)からは北へ約五里にあたった。一帯古来清武きよたけ(現清武町)飫肥を結ぶ交通の要所であった。「日向纂記」によれば、文明一六年(一四八四)の伊東祐邑による飫肥攻めは、清武円目河内まるめかわちから当地西方の国見嶺くにみとうげ(今の和藤治辺り)を越え、田代を経て郷之原ごうのはらの安国寺に入ったとされ、山仮屋越の通路はまだ開かれていなかったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む