20世紀日本人名事典 「山室民子」の解説
山室 民子
ヤマムロ タミコ
昭和期の救世軍活動家,キリスト教教育者 国際基督教大学評議員;東京女子大学理事;元・救世軍大佐補。
- 生年
- 明治33(1900)年9月18日
- 没年
- 昭和56(1981)年11月14日
- 出生地
- 東京市築地(現・東京都中央区)
- 本名
- 山室 たみ
- 学歴〔年〕
- 東京女子大学英語専攻科〔大正13年〕卒,カリフォルニア大学卒
- 経歴
- 日本救世軍の創始者・山室軍平の長女に生まれ、東京女子大、カリフォルニア大卒後、ロンドンの救世軍士官カレッジなどでキリスト教に基づく社会事業を研修。昭和4年に帰国後、救世軍活動にたずさわり、戦後は文部省初の女性視学官、社会教育施設課長を務め、27年日本救世軍に戻り大佐補、総務部長、書記長などを歴任。独身で通したが、その間、成人教育や宗教問題の国際会議に出席し、婦人の厚生問題などの分野でも活躍した。国際基督教大学評議員、東京女子大学理事。著書に「聖書ものがたり」「聖地に咲いた花」「女性と生活と宗教」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報