山葵卸(読み)わさびおろし

精選版 日本国語大辞典 「山葵卸」の意味・読み・例文・類語

わさび‐おろし【山葵卸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山葵生薑(しょうが)などをすりおろすための器具金属陶器鮫皮プラスチックなどで作り、表面に多数のとげ状の突起がある。おろしがね。〔温故知新書(1484)〕
    1. 山葵卸<b>①</b>〈江戸名所図会〉
      山葵卸〈江戸名所図会〉
  3. 若党中間・見付の番士などをいう。その着けている菖蒲皮の袴(はかま)の模様が、の形に似ているところからの称。
    1. [初出の実例]「見附からわさびおろしが出て叱り」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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