屹屹(読み)キツキツ

デジタル大辞泉 「屹屹」の意味・読み・例文・類語

きつ‐きつ【××屹】

[ト・タル][文][形動タリ]山などが高くそびえ立つさま。また、いかめしい感じがするさま。
編輯へんしゅう記者の―として原稿に対する机の前を」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「屹屹」の意味・読み・例文・類語

きつ‐きつ【屹屹】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 山などが高くそびえているさま。転じて、物事のいかめしいさま。
    1. [初出の実例]「或る築地の塀にはめづらしい彼岸桜の返り咲きが、屹々(キツキツ)として」(出典山吹(1944)〈室生犀星〉三)
    2. [その他の文献]〔蘇舜欽‐瓦亭聯句〕
  3. 絶えずつとめはたらくさま。吃吃
    1. [初出の実例]「貧なるものは終身屹屹として」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

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普及版 字通 「屹屹」の読み・字形・画数・意味

【屹屹】きつきつ

高くそばだつさま。また、気性のすぐれたことをいう。〔明史、岳正伝〕正、學にしてを能くす。高く自ら許し、氣屹屹として人に下ること能はず。

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