日本歴史地名大系 「岩沼郷」の解説
岩沼郷
いわぬまごう
阿武隈川北岸にあり、
天正年間泉田安芸守重光は八千石をもって鵜ヶ崎城に入り(伊達世臣家譜)、その後石田宗朝らの支配を経て寛永一三年(一六三六)から古内主膳、万治三年(一六六〇)田村宗良領。天和元年(一六八一)の同氏所替後は古内造酒祐を経て、貞享三年(一六八六)以降古内広慶の知行となった。正保郷帳では岩沼宿とみえ田一三三貫四三三文・畑三五貫六五三文、水損・旱損と注され、ほかに新田二六貫五七一文とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報