岩滝町(読み)いわたきちよう

日本歴史地名大系 「岩滝町」の解説

岩滝町
いわたきちよう

面積:一一・八九平方キロ

与謝郡中央部に位置し、東は天橋立(現宮津市)砂嘴に区切られた宮津湾内海阿蘇あそ海に臨み、西は標高三〇〇メートル弱の低い山地を負って狭長な地形となっている。加悦谷かやだにを流れる野田のだ川は下流において宮津市との境界をなしつつ、河口近くになって当町域を流れて内海に注ぐ。

後背山地は中郡大宮おおみや町との境界をなし、宮津方面と奥丹後方面をつなぐ古い往還が幾つか横切っている。

岩滝町
いわたきちよう

下京区三ノ宮町通六軒下ル 六軒通高瀬川東入南側

南北に通るさん宮町みやちよう通を挟む両側町。南北の各一部が木屋町きやまち通にも西面する。

平安京の条坊では左京七条四坊四保一六町、平安中期以降は左女牛富小路北東の地。町域は平安時代の左大臣源融の別荘河原院かわらのいんの一部にあたる(拾芥抄)

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「岩タキ丁」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報