岸本吉右衛門(読み)キシモト キチエモン

20世紀日本人名事典 「岸本吉右衛門」の解説

岸本 吉右衛門
キシモト キチエモン

明治・大正期の実業家 岸本商店店主。



生年
安政5年1月7日(1858年)

没年
大正13(1924)年10月28日

出生地
大坂

旧姓(旧名)
村田

経歴
明治16年大阪の鉄鋼問屋・岸本家の長女と結婚。28年家督を相続、吉右衛門を襲名。明治末期インドのベンガル製鉄から銑鉄極東での販売権を得て輸入を開始。大正7年にはインド鉄鋼会社の設立参画、インド銑鉄の大量輸入に貢献した。日本鋼管創設に際しては発起人として大阪での株主とりまとめに尽くした。この間、明治45年岸本製釘所、大正5年岸本製鉄所を設立して生産部門にも進出した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岸本吉右衛門」の解説

岸本吉右衛門 きしもと-きちえもん

1858-1924 明治-大正時代の実業家。
安政5年1月7日生まれ。大阪最大の鉄鋼問屋岸本商店の娘婿となり,明治28年4代吉右衛門をつぐ。ベンガル銑鉄の直輸入・販売,製釘・製鉄に進出し,大正7年株式会社に改組。日本鋼管の設立にも参加した。大正13年10月28日死去。67歳。大坂出身。旧姓は村田。幼名は正一郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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