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島根原発

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

島根原発

全国で唯一、県庁所在地松江市に立地する。1号喫46万キロワット)は「国産」第1号として1974年に、2号喫82万キロワット)は89年に営業運転を始めた。国内最大規模の3号喫約137万キロワット)も建設し、6月に試運転を始める。2号機では、ウランプルトニウムの混合酸化物(MOX)を燃料として使うプルサーマル計画が2014年度中に始まる予定だ。中国電力によると、原発から約2キロ離れた宍道(しんじ)断層で起きる地震を最大マグニチュード7.1、別の海域活断層の地震に伴う津波を最大5.7メートルと想定。原子炉などの建屋は海上8.5メートルに建設している。今月7日、津波を想定した初めての訓練をしたという。

(2011-04-09 朝日新聞 朝刊 岡山全県 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

島根原発【しまねげんぱつ】

中国電力島根原子力発電所。島根県松江市鹿島町(旧八束郡鹿島町)片句。日本で唯一県庁所在地にある原発。電力会社の設置した原発としては日本で三番目に開設された。1〜3号機。1号機は沸騰水型軽水炉で1974年運転開始,国産第1号の原子炉である。2号機は沸騰水型軽水炉で,1989年運転開始。3号機は改良型沸騰水型軽水炉で建設中。2015年度までに2号機でプルサーマルの実施を目指している。2011年3月の福島第一原発事故のときには1号機は定期点検中,2012年1月,2号機も定期点検に入り,2015年5月,1号機,2号機ともに稼働していない。2013年7月に施行された,原子力規制委員会新規制基準では,過酷事故対策や地震・津波対策など厳しい基準が設定された。1号機は運転開始から40年を超えており,フィルター付きベント設備や難燃ケーブルの設置など新規制基準が求める巨額の過酷事故対策に適合するのが難しいと見られる。2014年3月原子力規制委員会の指摘を受け,中国電力が再稼働をめざす2号機の新規制基準への適合性審査で,中国電力は既存データで断層について説明したが,委員から〈解析図が不鮮明〉などと課題を指摘され,鳥取県沖西部,島根半島沖,大田沖の3地域の断層を再調査する方針を明らかにした。また中国電力は,島根原発1号機について〈廃炉にするという選択肢もある〉とし,廃炉の可能性を認めた。一方,2014年3月島根県は1,2号機の定期検査終了時期と,3号機の営業運転開始時期,新燃料の輸送計画はいずれも未定と発表している。2号機の新規制基準の適合性審査では原子力規制委員会から指摘を受け,追加調査を行い,さらに陸上での調査を重ねている。中国電力は2015年3月1号機の廃炉を決めたと発表。

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