朝日日本歴史人物事典 「島田清田」の解説
島田清田
生年:宝亀10(779)
平安前期の官人。正六位上村作の子。幼少から学問好きで経史を学び,文章生の試験に合格ののち大学少属(大学寮の4等官)に任じられた。大外記,勘解由判官,伊賀守などを歴任,この間弘仁4(813)年には『日本書紀』の講書に名をつらねている(『日本書紀私記』)。のち『日本後紀』の編纂メンバーに加えられた。仁寿1(851)年11月に従五位上に昇進。
(瀧浪貞子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報