デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「島霞谷」の解説 島霞谷 しま-かこく 1827-1870 幕末-明治時代の画家,写真家。文政10年生まれ。椿椿山(ちんざん)に絵をならう。安政3年蕃書調所(しらべしょ)にはいり,翻訳に従事。このころ外国人から写真術を修得し,江戸下谷で写真館を開業。明治2年大学東校に就職し,独自の鋳造活字を開発した。この間,西洋画の模写や写真をもとにした油絵を多数のこす。妻隆(りゅう)は日本最初の女性写真家となった。明治3年死去。44歳。下野(しもつけ)(栃木県)出身。名は玉之助。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例