崖石榴(読み)イタビカズラ

デジタル大辞泉 「崖石榴」の意味・読み・例文・類語

いたび‐かずら〔‐かづら〕【崖榴】

クワ科つる性の常緑低木。暖地にみられ、岩などをよじ登る。葉は長円形で先がとがり、厚く、裏面に網目状の細脈がある。雌雄異株。花はイチジクに似て、実は紫黒色に熟す。日本・中国本土・台湾分布。つるいちじく。

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精選版 日本国語大辞典 「崖石榴」の意味・読み・例文・類語

いたび‐かずら‥かづら【崖石榴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. クワ科の常緑低木。本州中部から台湾まで、および中国大陸の暖地に生える。茎はつる状で長さ一・五~五メートル。下部は地をはい、根を下ろして木や岩につく。葉は長楕円形で長さ五~一二センチメートル、幅二~三センチメートル。表は滑らかで裏は白色を帯びる。夏、直径一〇~一二ミリメートルの球形のいちじく状の花嚢(のう)をつけ、熟すと紫黒色となり甘い。つるいちじく。いたび。いぬたぶ。きんまじ。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  3. 植物おおいたび(大崖爬)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「崖石榴」の解説

崖石榴 (イタビカズラ)

学名Ficus nipponica
植物。クワ科の常緑つる性低木

崖石榴 (イタビカズラ)

植物。クワ科の常緑低木,薬用植物オオイタビ別称

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