嶺南秀恕(読み)れいなん しゅうじょ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「嶺南秀恕」の解説

嶺南秀恕 れいなん-しゅうじょ

1675-1752 江戸時代前期-中期の僧。
延宝3年生まれ。曹洞(そうとう)宗。如実秀本(にょじつ-しゅうほん)に師事し,その法をつぐ。徳翁良高らにまなび,総持寺にのぼったのち江戸青松寺の住持となる。宝暦2年11月23日死去。78歳。武蔵(むさし)荏原(えばら)(東京都)出身俗姓吉岡著作に「日本洞上聯灯録」「万年志」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の嶺南秀恕の言及

【日本洞上聯灯録】より

…全12巻。著者は江戸青山の青松寺第20世嶺南秀恕(れいなんしゆうじよ)で,30余年間におよぶ資料収集を行ったうえ,1727年(享保12)道元以下743人の僧伝執筆を完了,その出版は15年後の42年(寛保2)であった。嶺南は《日域洞上諸祖伝》(1693)など,それ以前の僧伝の誤りや不足部分を検討し補訂することに努力し,各巻末に〈考証〉を付した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」