川崎紫山(読み)カワサキ シザン

20世紀日本人名事典 「川崎紫山」の解説

川崎 紫山
カワサキ シザン

明治・大正期のジャーナリスト



生年
元治1年5月4日(1864年)

没年
昭和18(1943)年5月12日

出生地
常陸国(茨城県)

本名
川崎 三郎

別名
別号=剣外

経歴
水戸藩士の子として生まれ、17歳で上京、東京の曙新聞社、大阪の大東日報社の記者となる。明治24年国権主義を標榜する「経世新報」を創刊。34年「中央新聞」主筆、38年「信濃毎日新聞」主筆となる。この間、天佑俠を後援し、黒竜会創設に参画した。日中戦争が始まると大東亜共栄圏確立に力を注いだ。著書に「東洋策」「大西郷と大陸政策」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川崎紫山」の解説

川崎紫山 かわさき-しざん

1864-1943 明治-昭和時代前期のジャーナリスト。
元治(げんじ)元年5月4日生まれ。東京の曙(あけぼの)新聞社,大阪の大東日報社の記者をへて「中央新聞」「信濃(しなの)毎日新聞」の主筆となる。明治34年(1901)頭山満(とうやま-みつる)らと黒竜会の創設に参加。日中戦争がはじまると大東亜協会を組織した。昭和18年5月12日死去。80歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身。名は胤贇(たねよし)。通称は三郎。別号に剣外。著作に「東洋策」「大西郷」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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