川東(読み)カワヒガシ

デジタル大辞泉 「川東」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ひがし〔かは‐〕【川東】

京都祇園石垣町一帯の称。鴨川の東にあることからいう。→川西かわにし

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精選版 日本国語大辞典 「川東」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ひがしかは‥【川東・河東】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 川の東側
  2. [ 2 ] 京都賀茂川の東側、祇園町、石垣町あたりの花街

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日本歴史地名大系 「川東」の解説

川東
かわひがし

中世の野口のぐち保のうち、揖保いぼ川東岸部をさすとみられる地域呼称川西の呼称もあり、野口保以外の地域呼称の場合もみられる。正月二八日の丹波守澄忠書状(願寿寺文書)は、天正八年(一五八〇)石山合戦の際に宍粟郡内揖保川流域の一向宗門徒の村々に対して摂津石山本願寺(大坂御坊)がその籠城の様子を書送ったもので、「五ミやう」(御名)、「とう田」「いかはいせ」、石作いしつくりなどに宛てられている。

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