左顧右眄(読み)サコウベン

デジタル大辞泉 「左顧右眄」の意味・読み・例文・類語

さこ‐うべん【左顧右×眄】

[名](スル)右顧左眄うこさべん」に同じ。「決心がつきかねて左顧右眄する」

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精選版 日本国語大辞典 「左顧右眄」の意味・読み・例文・類語

さこ‐うべん【左顧右眄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 左をかえりみ、右をながし目で見るの意 )
  2. 左右を見ること。あちこち見回すこと。右顧左眄
    1. [初出の実例]「左顧右眄将、応接無暇、不其煩之患」(出典語孟字義(1705)上)
  3. 判断を下す時に、人の意見うわさや思わくを気にしてばかりいること。ためらうこと。右顧左眄。
    1. [初出の実例]「世の損害謗毀を怖れ左顧右盼して頻りに憂慮するものは」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉三)
    2. [その他の文献]〔曹植‐与呉季重書〕

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四字熟語を知る辞典 「左顧右眄」の解説

左顧右眄

左右を見ること。あちこち見回すこと。また、判断を下す時に、人の意見、うわさや思わくを気にしてばかりいること。ためらうこと。

[活用] ―する。

[使用例] 儕輩栄進を競う者多ければ、左顧右眄、地位のために心を擾れて[三宅雪嶺*偽悪醜日本人|1891]

[解説] 左をかえりみ、右をながし目で見るという意味

[類語] 右顧左眄

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